京都府乙訓土木事務所は27日、22年度管内建設業者連絡会議(業者研修会)を開催。乙訓土木管内の業者55名が建設業における労働災害防止対策等について受講した。28日には山城北土木事務所が管内建設業者研修会を開いた。
乙訓土木事務所によると、例年開催する業者研修会は約30〜40名の参加だが、今年度からCPD取得の対象となったこともあり、例年を上回る55名が参加した。
乙訓土木の業者研修会は27日に向日市上植野町の乙訓総合庁舎で開催。村上清乙訓土木事務所技術次長の司会で開会し、冒頭に斉藤修乙訓土木事務所長が挨拶。京都下労働基準監督署の四方一弘安全衛生課長が建設業における労働災害防止対策について講演し、リスクアセスメントや熱中症対策で注意を促した。
山城北土木事務所の管内建設業者研修会は28日に京田辺市田辺の京田辺市コミュニティホール(京田辺市役所内)で開催。京都南労働基準監督署から講師を招き、山城北土木管内の建設業者は建設工事における労働災害発生状況等について受講。適正な施工管理・安全管理についても学んだ。
京都府は今年度から業者研修会をCPD取得の対象としている。参加1回につき3単位(ユニット)/人。取得機会は1年間に1回。受講参加者には各土木事務所発行の受講証明書が交付される。また府は今年10月以降に公告する総合評価落札方式に係る入札公告案件を対象にCPDの取得を評価項目として追加することとしている。 |