建通新聞社四国
2010/09/28
【高知】大規模事業は個別積上げ 県の財政収支試算
高知県総務部財政課は17日、今後の財政収支の試算概要を明らかにした。試算の前提条件として、投資的経費は、普通建設事業費の2011年度〜14年度について通常分は10年度と同程度、大規模事業は個別の積上げを示唆した。大規模事業は、新資料館が11〜14年度の4年間に53億円、県立図書館整備が同じく11〜14年度で52億7000万円、高知女子大学整備が11〜13年度の3カ年で46億円と試算。また、15年度以降は大規模事業も含め700億円程度を想定している。
11〜16年度に見込んでいる大規模事業は次の通り。
▽総務部:安芸・芸陽病院建て替えに係る一般会計負担(13〜16年度)─9億3000万円
▽危機管理部:防災行政無線工事(12年度)─7億円、総合防災情報システム更新(12年度)5億円、南海地震対策として県有建築物耐震化工事(11〜14年度)67億7000万円
▽健康政策部:安芸総合庁舎建て替え(11〜13年度)─15億4000万円
▽文化生活部:高知女子大学整備(11〜13年度)─46億円、新資料館建設(11〜14年度)53億円
▽観光振興部:ポスト龍馬博関連(11年度)─7億1000万円
▽林業振興:環境部:エコサイクルセンター(11年度)─6億9000万円
▽土木部:新直轄事業(11〜12年度)12億円
▽教育委員会:弓道場建設(11〜12年度)─3億4000万円、野球場夜間照明(11年度)1億8000万円、県立図書館整備(11〜14年度)52億7000万円
▽公安委員会:高知東警察署建設事業費(11〜15年度)─27億6000万円、その他庁舎整備費(11〜15年度)47億4000万円