建通新聞社四国
2010/09/24
【高知】投資的経費は39・5億 県の9月補正案
【高知】投資的経費は39・5億 県の9月補正案
高知県は、きょう24日から開会する高知県議会9月定例会に一般会計補正予算案として、45億6546万円の追加を提案し、当初からの累計額を4331億8402万円とする。補正予算案のうち投資的経費は39億5225万円。9月定例県議会は10月14日まで。
今回の補正予算の特徴は@バージョンアップした産業振興計画の柱であるポスト「龍馬博」の展開に4億7500万円(債務負担行為5億2700万円)。志国高知「龍馬ふるさと博」(仮称)の展開により「土佐・龍馬であい博」による盛り上がりを継続し、観光客の誘致促進と県経済の活性化を図るA「日本一の健康長寿県構想」の推進に1億2800万円(債務負担行為3500万円)。地域医療再生臨時特例基金を活用し2011年3月からのドクターヘリ運航開始を目指すとともに、医師の定着を図るため、高知大学の医療技術研修支援施設の整備を支援するB新図書館等基本構想の検討に300万円。県立図書館・市民図書館の本来機能を充実し、さらに利便性を高めることのできる施設のあり方について、基本構想を策定するC高知球場へのナイター設備設置支援として3000万円。全国で唯一整備されていないナイター設備を整備するD県独自の事業(地域活力基盤創造交付金事業・木造住宅総合推進事業費)の追加として14億2900万円E公共事業(国予備費対応分)として12億1800万円Fこれまでの国の経済対策により積み立てた基金を活用した事業に8億0900万円(債務負担行為44億7700万円)。
主な建設関連事業では、志国高知「龍馬ふるさと博」(仮称)推進事業、坂本龍馬記念館整備事業、木造住宅総合推進事業、森林整備加速化事業・造林事業、地域活力基盤創造交付金事業、公共事業の追加、新図書館など基本構想検討委員会運営費、高知野球場夜間照明設置特別対策事業、社会福祉施設等耐震化など臨時特例基金事業、公立小中学校耐震化促進事業、医療施設耐震化促進事業、安芸総合庁舎整備事業費など。