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建通新聞社(岡山)
2010/09/17

【岡山】公募型プロポーザルで公告 岡山操車場跡地整備基本構想策定支援業務

 岡山市は、岡山操車場跡地整備基本構想策定支援業務を公募型プロポーザルとして公告した。27日まで応募意思表明書を受け付ける。応募資格は、市の土木関係建設コンサルタント業務「都市計画および地方計画」部門に登録されていること、2000年4月1日以降に国、地方公共団体、独立行政法人が発注したおおむね20ha以上の国内の地域拠点・複合都市開発等の基本構想あるいは基本計画策定業務の完了実績が1件以上あることなど。市では応募者から提出される書類とヒアリングにより、最適な応募者を特定する。11月初旬に契約を締結、業務を開始する予定。委託期間は2011年3月25日。事業費は710万円以内を想定している。
 市がまとめた岡山操車場跡地の基本的な方針によると、都市ビジョンで示された水と緑が魅せる心豊かな庭園都市、中四国をつなぐ総合福祉の拠点都市という都市像を具現化するために同跡地の西部エリアは、「総合福祉の拠点ゾーン」として、市民の健康と生命を守り、安心して心豊かに生活でき、活力ある社会を支える健康・医療・福祉系機能を持たせるため、(仮称)岡山総合医療センター整備事業を計画、現在、基本計画策定業務を病院システム(東京都)で進めている。 また、中央エリアは、「交流拠点ゾーン」として、環境問題に寄与する緑、散策や憩いの場となる遊び・レクリエーションの場、大規模災害時における救援・復旧活動の拠点となる防災機能など、東部エリアは、「生活拠点ゾーン」として、子育て世代から高齢者までが安心して生活できる生活支援機能、居住者のための居住機能とする方向。
 策定支援業務は、これらの方向に基づき、跡地整備の検討を進めるもので、総合福祉の拠点ゾーンは、東エリアへの導入する都市機能の内容、規模、整備手法などの検討と提案やJR北長瀬駅、交流拠点ゾーンからのアクセスの検討など。交流拠点ゾーンは都市基幹公園整備を前提とし、導入施設の検討など。生活拠点ゾーンは、導入する都市機能の内容、規模、整備手法などの検討と提案などを行う。
 市では11年1月初旬に素案をまとめ、1月下旬の西部新拠点地区まちづくり基本構想策定検討委員会、2月中旬に開催する市総合政策審議会、市議会などによる審議を経て、2月中旬にも構想案を作成する予定。