北海道建設新聞社
2010/09/09
【北海道】「家族葬のファミーユ」14年度までに6店舗新設へ
「家族葬のファミーユ」を北海道内で展開している、GEN(札幌市手稲区曙6条3丁目10の30、嶋崎元社長)は、2014年までに札幌市内で12店舗体制の構築を目指している。このほど手稲区西宮の沢で6店舗目の建設に着手。今後6店舗を新設する考えだ。出店に当たっては、不動産会社や建設会社が建てた施設にテナントとして入ることも視野に入れている。
同社は、ファミーユを全国展開するエポック・ジャパン(本社・東京)とフランチャイズの形態で、04年から札幌市の手稲区や西区など道内での出店を進めている。
エポック・ジャパンの前身企業の立ち上げに携わった嶋崎社長は「業者目線ではなく、顧客の視点に合わせて考えたところ、家族が中心となって故人を送ってあげる空間の提供、つまりファミーユというブランドに行き着いた」と話す。
同社は、葬儀場の商圏を半径2―3`程度に絞り、同一エリア内での出店を展開。葬祭業界にとって札幌は全国でも1、2を争う市場とみる。「将来的には、エポック・ジャパン全体で売上高500億円を目指している。このくらいの規模になれば、文化自体を動かすこともできる。その一端を担いたい」(嶋崎社長)と続ける。
このほど札幌市手稲区西宮の沢4条3丁目1の14で着工した6店舗目の仮称ファミーユ西宮の沢はS造、平屋、延べ400m²の規模。最大100人を収容できる式場などを設ける。新和建設の設計施工で、10月18日の完成を目指している。
今後の出店について嶋崎社長は「これまでのタイプ(120―150席)と、これよりも規模が小さいものと2局化させていくことになるだろう。不動産会社や建設会社に建物を建てていただき、そこにテナントとして入るという出店方法も一つ」と話している。