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建設経済新聞社
2010/09/09

【京都】学校給食共同調理場整備を計画 23年度設計、24年度建設めざす

 25年度に中学校給食の完全実施をめざす京丹波町は、23年4月に統合される瑞穂地区の統合小学校の瑞穂小学校と、瑞穂中学校、蒲生野中学校に給食を配食する学校給食共同調理場の整備を計画している。施設整備方法や必要な調理能力などを22年度中に固め、23年度に設計、24年度に建設を進め、25年度中の供用開始を予定する。
 京丹波町の学校給食は、丹波学校給食共同センター(丹波ひかり小学校敷地内)と和知学校給食センター(和池小学校敷地内)の2つのセンターで配食するほか、瑞穂地区の4小学校は自校給食で提供している。瑞穂地区の4小学校は統合され、23年4月に統合小の瑞穂小学校が誕生するが、統合後の瑞穂小に給食を配食するとともに、瑞穂中学校と蒲生野中学校にも配食し、中学校給食の完全実施の目標も実現させるべく、学校給食共同調理場整備を計画している。
 共同調理場は25年度中の供用開始を予定しているが、その時点での児童数は瑞穂小176名、瑞穂中140名、蒲生野中245名の約560名程度になると予想されており、町は22年度中に必要な調理能力の規模を固める方針。施設整備方法は、新たな共同調理場を建設する案のほか、丹波学校給食センターの能力を増強する案などが検討されている。調理室の床を水で濡らさないように作業するドライ方式を採用する予定。
 町は22年度中に施設整備方法などについて一定の方向性を定めた上で、23年度に設計などプランづくりに着手するとみられる。その後、24年度に着工し、25年度中の供用開始する予定。