建通新聞社(岡山)
2010/09/10
【岡山】公募で指定管理者を選定 ファーマーズマーケット・サウスヴィレッジ
岡山市は、2011年1月に県から譲渡されるおかやまファーマーズマーケット・サウスヴィレッジ(岡山市南区片岡地内)について、公募により指定管理者を選定する方針を明らかにした。開園は11年4月のゴールデンウィーク前を予定。指定管理者やテナントによる内装工事などの初期投資を促し、経営の安定に資するため、指定期間は10年を想定している。
指定管理者の選定に当たっては、施設の管理運営や地域農業の振興に関する企画力に重きを置き、総合評価を行う。今後は9月定例市議会に施設の設置条例案を上程、議決後、10月にも公募を開始する。
おかやまファーマーズマーケット・サウスヴィレッジは、本年3月末に施設を閉園、4月から有限会社サウスヴィレッジが緑地等を管理中。ロードサイドマーケット(直売所)は有限会社サンファームが閉園後も県から施設を借り受け、営業を行っている。
岡山市は、今後10年間程度は大規模な修繕が発生しない状態とするため、県に対して展望塔の屋上防水改修、ロードサイドマーケット(直売所)の改修、破損遊具の復旧、彩りの館被覆材の張り替えなどの工事を要望、県が譲渡前までに修繕工事を実施する。
県では、修繕工事を9月にも工事発注る予定。計画では、ファーマーズハウス(鉄筋コンクリート造2階建て延べ2683u)、味覚の館(鉄筋コンクリート造平屋858u)、ローサイドマーケットインフォメーション棟(鉄筋コンクリート造平屋506u)、農産加工の館(鉄骨造平屋520u)などの施設の外壁改修、屋上防水、エアコン更新などを行う。事業費は約1億8000万円。 設計は坪井建築設計(岡山市)が担当した。