建通新聞社四国
2010/09/07
【徳島】来年度は第一教室棟設計 鳴門工高再編統合
鳴門市は、高校再編事業の中で鳴門工業高校(大津町吉永)の耐震改修を予定しており、2010年度は第一教室棟の設計を進める。その他の建物については、診断結果を県に報告したうえで、設計から工事について県がメーンとなり進める予定。
耐震診断については、09年度までにほぼすべての建物で委託済み。ただし、現時点で設計費を確保したのは第一教室棟のみとなっている。第一教室棟の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ908平方b(1964年完成)。計上した設計費は360万円。耐震診断は松村建築計画研究所(鳴門市)が担当した。
診断を終了している建物の規模などは次の通り。
第二教室棟が鉄筋コンクリート造2階建て延べ916平方b(65年完成)。耐震診断は松村建築計画研究所。図書館棟が同造2階建て延べ690平方b(73年完成)、視聴覚管理棟が同造2階建て延べ1004平方b(64年完成)で、これらの耐震診断は高麗設計一級建築士事務所(鳴門市)。環境棟が鉄筋コンクリート造で西棟・2階建て延べ709平方b(65年完成)、東棟・同439平方b(64年完成)で宮建築設計(徳島市)。情報技術棟が鉄筋コンクリート造および鉄骨造で3階建て延べ2356平方b(西棟が2階建て延べ935平方b・72年完成、東棟が同636平方b・75年完成、ほか鉄骨部分平屋785平方b・76年完成)で松本コンサルタント(徳島市)。第1機械棟が鉄骨造平屋571平方b(64年完成)、第2機械棟が同造2階建て延べ704平方b(65年完成)、体育館が平屋396平方b(78年完成)で朝日設計(鳴門市)。
同校は、12年度に県立鳴門第一高校と再編統合して県立の新高校になる予定で準備を進めている。移行期間として12〜14年度まで2校の校舎を使用、15年度から現鳴門工業高校(大津キャンパス)に統合する計画。新高校は、総合学科として5学級程度(自然科学、人文科学、生活福祉、総合ビジネス、情報通信、体育科)を新設する予定。