トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日刊建設タイムズ社
2010/09/06

【千葉】大規模「ボランティア工事」に発展/建設業協青年部会山武支部 東陽小校庭整備バックホウなど重機9台

6.7 (社)千葉県建設業協会の青年部会山武支部(行木哲男支部長)は4日、横芝光町の東陽小学校(宮川4655)と横芝小学校(横芝1800)において、大規模な「第2回地域奉仕活動」を実施。いずれも午前8時に開始した。
  青年部会山武支部では、昨年の大網中学校の「第2学年PTA・生徒奉仕作業」の補助作業を初弾とし、年1回のペースで支部管内の公立小中学校を対象に、何らかのボランティア活動を続けていくこととした。
  今回は、同町の教育委員会を通じて「校長会」にまで話が及び、重機を多用した東陽小の「グラウンド整備」、横芝小の「鳥小屋解体」に加え、前日に実施した上堺小の「除草処分用穴掘削」(5m×5m×2m)という3件の工事の要望(依頼)に発展。
  この日は、同町の全小学校における「PTA奉仕作業」も行われ、それに合わせて計画したもので、会員外のかねご運送汲ノよる「重機リース・回送」(0.4立方メートルバックホウ×3台)と、轄イ倉環境センターの「鳥小屋廃棄処分」の協力も含めて、かかる費用はすべて会員の持ち出しとした。
  このうち、東陽小のグラウンド整備は、グラウンドの隅に堆積した砂をバックホウで掻き出し、ダンプに積み込み校庭内の別の場所に移し、コンバインドローラーで均すという「掘削」「運搬」「整地」。
 重機は、会員の持ち出しによるダンプトラック4台、4dコンバインドローラー及び0.1立方メートルバックホウ各1台に加え、前述の0.4立方メートルバックホウ3台をリース。
  ダンプへの砂の積み下ろし作業は数十回にのぼり、専門家によると、移動させた砂の量は「少なく見積もっても50立方メートルは下らない」とのことで、約5時間に及んだ作業時間についても、「ボランティアの域を超えている」とした。
 一方、横芝小の「鳥小屋解体」(木造3棟、約20u)は、新しい鳥小屋を校庭の別の場所に建てたことから、教室の窓から通路を隔てたところに建つ古い鳥小屋を、老朽化や悪臭などの環境条件を考慮し、「解体」「撤去」「処分」を依頼したもの。
  重機での作業がメーンとなった東陽小に対し、横芝小の「鳥小屋解体」はバックホウでの解体後、コンクリートや木片、金網などを分別する人力での作業が中心となった。
提供:日刊建設タイムズ