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日本工業経済新聞社(茨城)
2010/09/01

【茨城】勝田第一中学校耐震補強設計委託に1100万円を補正 9月補正予算 ひたちなか市

 ひたちなか市(本間源基市長)は8月30日、平成22年9月の市定例議会に提出する補正予算案を定例記者会見を開いて公表した。主な補正では、学校施設耐震化事業に伴う小中学校3校の耐震補強設計委託料に3050万円を計上したほか、文化会館駐車場整備事業に1520万円、市営住宅維持管理費830万円を盛り込んだ。
 市では、安全で安心な教育環境を確保するため、市立の学校施設の耐震化を計画的に推進している。
 今補正では、津田小学校、東石川小学校、勝田第一中学校の3校で耐震補強設計をまとめるため、委託料3050万円を予算化した。発注については、年内にも津田小学校小学校は指名競争入札で、東石川小学校と勝田第一中学校は一般競争入札で発注したい考えだ。
 文化会館駐車場整備事業は、駐車場の効率的な利用を促進し、利用者の利便性向上を確保するため、既存駐車場の東側に拡張する計画。早ければ第3四半期に指名競争入札で発注する見通し。設計委託料120万円、工事費1400万円を計上した。
 市営住宅の維持管理関係では、国の社会資本整備総合交付金を活用し、テレビアンテナのデジタル化を図る。工事は深谷津第1アパートほか12カ所で実施を予定している。工事費830万円を予算化した。
 そのほか民生費では、地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金を活用したスプリンクラー設置補助を計画。津田地内の認知症対応型共同生活介護事業所1カ所に対し、459万円の補助を検討している。
 さらに、介護基盤緊急整備等特例補助金を活用し、元町地内の小規模多機能型居宅介護支援事業所1カ所にスプリンクラー設置費430万1000円を補助する予定だ。
 消防費では、消防庁舎の耐震診断設計をまとめるため、委託料440万円を盛り込んだ。早ければ、来月にも設計委託の発注を予定している。
 なお、一般会計全体では、1億1874万4000円を追加し、当初からの総額を497億8874万4000円とする。


提供:日本工業経済新聞