建通新聞社四国
2010/09/01
【香川】仮設下部に1月ごろ着手 JR予讃線跨線橋
香川県道路課は、多度津善通寺線のJR予讃線跨線橋(多度津町)の架け替えを行うため、迂回路となる仮橋と新跨線橋の新橋建設をJR四国に委託している。委託期間は2013年度までの4カ年。JR四国への委託費は総額4億2000万円。JR四国は10年中に電気関係の移設を行い、1月ごろ仮設橋の下部工に着手するため、今後、施工者選定を行うもよう。
事業は、自転車歩行車道のないJR跨線橋に新たに自歩道を整備するため、跨線橋を再整備するもの。跨線橋は軌道前後の取り合い道が盛土、軌道上が橋梁となっている。
跨線橋再整備の計画は現跨線橋西側に迂回路(仮橋含む)を建設、現橋梁撤去、新橋建設と盛土区間の補強、迂回路撤去の順に行い、事業期間は13年度までの4カ年間。
JR四国に施工依頼した内容は、JR軌道上の橋梁整備で迂回路の仮橋と新跨線橋の新橋。
施工個所がJR軌道上となるため、県はJR四国と工事協定を結び、事業費を県が拠出し、建設を依頼した。
事業計画では、仮橋の橋台工に11年1月ごろ着工し、同年10月ごろ迂回路として供用を開始する。
迂回路となるJR軌道前後の盛土区間は舗装を除き概成している。舗装は県工事として仮橋の完成に合わせ、11年度に整備される。仮橋の概要は延長15b(2車線)、橋台2基、上部工は鋼製桁。
新跨線橋は迂回路を確保した後に現橋を撤去、新跨線橋の建設に入る。新橋の概要は延長15・5b、幅員は2車線の両側自歩道で12・5b。上部工はプレストレストコンクリート中空床版桁。盛土区間は既存構造物の補強工を県が行う。設計は設計コンサルタント(高松市)が担当した。