「2010年度船橋市総合防災訓練」が29日、市立湊町小学校など市内56の訓練会場で行われ、建設業界を代表し、参加協力団体の一つとして船橋市電設協力会(越仲喜広会長)が参加した。
同訓練は、市民や防災関係機関及び市が一体となり、市民参加型訓練によって「災害に強い安全なまちづくり」の確立を目的としたもの。
船橋市電設協力会では、2005年3月に船橋市との間で「災害時の応急措置に関する覚書」を交わした。これにより、災害時に市が必要とする応急措置について、同協力会に協力を要請する一方、その要請を受けた同協力会では、速やかに応急措置を行うことにより、市民生活の安定と安全を図るというもの。
「災害時の応急措置に関する覚書」の締結以降、同協力会では毎年、船橋市の総合防災訓練に参加。今年も本部会場となった湊町小学校において、防災活動の補助を行った。
また、会場には単独のブースを開設し、最新型の家庭用火災警報器や太陽光発電パネルなどを展示。市民に対して、これらの製品の特徴や活用方法をはじめ、災害時における安全な電気の取り扱い方を説明するなど、防災の大切さについての周知徹底に努めた。
船橋市電設協力会は、市内19社の電気工事会社で構成。前述の防災協定に基づく活動をはじめ、クリーン船橋市民会議及び船橋市が主催する「環境保全ボランティア」にも参加。今年は11月15日に、船橋市弁天池公園を拠点に市内のごみ拾いが計画されていることから、協力団体として参加する意向だという。
さらに、同協力会では事業活動として、技術講習会や経営講習会を開催し、会員の技術レベルの向上や専門知識の修得に努めている。
提供:日刊建設タイムズ