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建通新聞社四国
2010/08/24

【徳島】基本・実施設計を年度内 徳島市立図書館

 第3回徳島市立図書館移転拡充事業計画策定のための市民会議が庁内であり、これまでの会議やパブリックコメントで出された意見に対し市側が考え方を示し、移転拡充事業計画(案)をとりまとめた。今後、8月中にも原秀樹市長、石井博教育長に報告。2010年度内に基本・実施設計に取り掛かり、11年度に改修工事を開始、12年度のオープンを予定している。
 基本コンセプトは、「人と文化が出会う駅前図書館」。多くの人が行き交う交通の節足点に位置する図書館が、さまざまな目的を持った人と情報をつなげることで、文化に出会える場の創造を目指す。
 事業計画(案)による施設規模は、徳島駅前のアミコビル5・6階スペース(約3000平方b)とし、蔵書能力は50万冊程度。一般室とこども室の2階構成とし、6階に総合サービスカウンター、一般室、事務室などを設け、5階には、こども室(おはなし室)を整備。併せて子育てスペースとして児童多目的ルームも設置する。
 また、関連施設として現在3〜5階にあるシビックセンターを3・4階に集約。コンパクトで機能的に配置することで、利便性を高める。3階フロア全体をオープンギャラリーとするほか、明るく開かれた施設として内装設備を含め改修する。4階では、現在不要となっているプラネタリウム設備を撤去し、200席程度の多目的ホールや活動室などを整備する。
 現図書館(徳島町城内)は、中央公民館内にあり、2、3階と4階の一部で延べ床面積は約1040平方b。1981年5月に開館。建築から29年が経過し、老朽化も進んでおり、狭あいであることから、これまでの図書館協議会でも移転などが議題にもあがっていた。また、全国の県庁所在都市にある市立図書館の平均延べ床面積と比較しても狭小であるため、移転拡充が計画された。

香川1面
【香川】予定価格3千万超に拡大 高松市一般競争

 高松市は、一般競争入札について適用範囲を予定価格3000万円を超える建設工事に拡大するなど入札制度の一部見直しを図る。総合評価落札方式についても現行制度の加算点を見直すとともに適用基準を予定価格1億5000万円超とするものの、土木一式工事と舗装工事については低金額応札が多いことから重点適用対象として、金額にとらわれず、多くの案件で対象とする。9月6日公表分からの工事契約案件からの適用となる。
 入札後審査型一般競争入札は現在、予定価格5000万円以上の建設工事に適用しているが入札手続きの透明性をさらに高めるため予定価格3000万円を超える建設工事に適用を拡大する。変更に伴い公募型指名競争入札の適用範囲は予定価格130万円超3000万円以下となる。業務委託および製造の請負に係る適用範囲の変更はない。
 総合評価落札方式については、評価項目の追加として▽施工上の課題への対応の的確性▽常時高揚職員数▽市内企業の活用▽企業の労働福祉等を新設。各評価項目の内容・配点の見直しでは、▽現年度完成分の施工実績を含める▽過去2年度間における高松市発注工事の工事成績評定点の平均点の配点および評価区分の見直し▽配置予定技術者に係る施工実績、継続教育(CPD)の取り組み状況では現年度の完成分の施工実績を含める、継続教育に係る評価対象期間を2年間から5年間に拡大▽営業所の拠点性(本社・本店・市天・営業所の有無)に係る配点の見直し▽災害時の活動体制については災害時に応急活動ができる体制が整っていることの段階的な評価見直しなど。同方式の適用基準については、市議会の議決案件となる予定価格1億5000万円超、土木工事一式および舗装工事を重点適用対象とする。
 また、適切な積算に基づく応札の促進と抽選による落札決定などの抑制に対応するため、総合評価落札方式の適用や予定価格が500万円以上3000万円以下の工事で求めている施工実績について金額表記する場合は最低制限価格の安易な類推が困難となるよう当該実績金額の算定方法を見直す。