トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

北海道建設新聞社
2010/08/24

【北海道】欧州初の北海道建築展が11月にバルセロナで 

 2011年9月に開催予定のUIA2011東京大会(第24回世界建築会議)の記念企画として、道内の建築家有志による「北海道建築展inバルセロナ」が10年11月にスペインのバルセロナ市で開かれる。欧州で本格的な北海道の建築展が開かれるのは初めて。日本建築家協会(JIA)道支部では、パネル展示する道内の建築作品を広く募集する。9月10日まで参加表明を受け付ける。
 「北海道建築展inバルセロナ」実行委員会(委員長・鈴木敏司JIA道支部長)が主催。稚内市出身でバルセロナ在住のガウディ研究家、田中裕也氏と親交のあるJIA道支部のメンバーが中心となって企画した。スペイン・カタルーニャ建築家協会との交流も深めて、11年には「バルセロナ建築家展in札幌」も計画する。
 バルセロナ市のあるカタルーニャ州は北緯41度に位置し、人口約735万と、北海道の環境に似ており、同市は札幌と同じように格子状の都市構造を持つ。また、道内在住の建築家、五十嵐淳氏や小西彦仁氏の作品がイタリアの建築賞でグランプリを獲得するなど、北海道建築に対する国際的な評価も高まりつつある。
 展示会場は、建築家アントニオ・ガウディによるグエル邸を予定。建築展では60作品をパネルや映像で紹介する。
 開催期間は11月1日から5日まで。募集する建築作品は道内にあるもので、竣工時期は問わない。工事中のプロジェクトや新しい建築技術、材料でも受け付ける。JIAの会員以外でも出展できる。出展料はパネル制作費や運搬料、図録冊子といった展示経費を含めて5万円。