福島建設工業新聞社
2010/08/20
【福島】ハイスクールサミット in 仙台 で高校生がまち・みちづくり議論
本県のNPO法人ハッピーロードネットや東北経済連合会、日本JC東北地区協議会が共催するハイスクールサミットin東北は、本県の福島、磐城、新地高校はじめ6県から多数の高校生が参加して19日、仙台市のせんだいメディアテークで開かれた。
「未来のまち・みちづくり」をテーマに、地域の高校生が一堂に会して討論し行政や市民に提言するというもので、これまで同法人が県内の浜通りで実施してきた活動のいわば「東北版」だ。
この日はサミットに先立ち、参加高校生が「活力ある地域づくり」「子供たちの社会参画方法」などについてワークショップを行い、活発に意見を交わした。引き続き行われたサミットには、東北地方整備局や県、市町村職員、高校生、市民ら多数が参加。初めに西本由美子実行委員長が開催趣旨を説明した後、奥山恵美子仙台市長、伊藤康志大崎市長、谷口博昭前国交省事務次官があいさつ、高校生にエールを送った。
WSの結果発表では「祭りなど東北6県持ち回りで合同イベントを開きたい」「地域のイベントにもっと若い人が参加できる仕組みが必要」「地域に溶け込むには積極的にあいさつを交わし、コミュニケーションを図ることだ」「東北ブランドを作り発信したい」「みちが良くならなければ地域は良くならない」などの意見、提言が飛び出した。そして異口同音に「他県の高校生と意見を交わすことができ視野が広がった」「まずは人と話し合うことからすべてが始まる。そういう意味で貴重な体験ができた」と感想を述べた。
引き続き田代久美元宮城大学助教がファシリテーターを務めて、参加者がディスカッションした。
参加した高校は16校で本県からの参加者は次の通り。
▽磐城高校=遠藤愛、堀越優生(総合司会)、岡田理沙、金本天人、鹿内隆央▽福島高校=佐藤洋貴、熊澤彬人▽新地高校=太田健蔵、柳澤達也