北海道建設新聞社
2010/08/20
【北海道】丹保憲仁氏に北海道功労賞−10月20日贈呈式
道は、2010年度の北海道功労賞として、丹保憲仁元北大総長と辻冨美子道消費者協会長を選んだ。10月20日に札幌市厚別区の道開拓記念館で贈呈式を行う。
同賞は、本道経済や社会、文化などの発展に貢献し、その功労が特に顕著な個人や団体に贈られるもので、知事表彰として最高位。ことしで42回目となり、これまで134人、12団体が受賞している。
丹保氏の功績は、学術教育の振興と北海道総合開発の推進によるもの。北大総長として大学院の機能強化を進めるとともに、産学官の連携交流を促進。北大で国内初となる衛生工学科の創設に力を注ぎ、水環境工学や都市水工学の先駆的研究者として世界レベルで発展をリードし、各界に指導的人材を送り出した。
また、道総合開発委員会委員長をはじめ、国や道の審議会などの会長職を数多く歴任し、現在は道立総合研究機構の理事長を務めるなどして本道の発展に貢献していることも評価された。
贈呈式では、高橋はるみ知事から表彰状と副賞の木製いすなどが手渡される。