建通新聞社四国
2010/08/17
【徳島】入札検討委を立ち上げへ 東消防署建設
阿波市と吉野川市の2市で構成する徳島中央広域連合(吉野川市鴨島町鴨島115ノ1)は、本部・東消防署庁舎建設の入札方式などについて現在、両市で協議を進めており、9月中にも入札に関する検討委員会を立ち上げる予定。組合では、2011年1月ごろの着工、12年3月の完成を目指しており今後、準備を本格化させる。
新施設の規模は、庁舎棟が鉄筋コンクリート造3階建て延べ2348平方b。消防署施設としては県下初となる免震構造を採用。内部は、1階に車庫、仮眠などができる生活スペース、2階に東消防署事務所、署長室、大会議室、3階に消防本部事務室、通信指令室など。屋上には、訓練用にロープブリッジ(20b)を設置する。
車庫棟が鉄骨造平屋365平方b。訓練棟が鉄筋コンクリート造5階建て延べ125平方b。内部は、1階に防災訓練などに使用できる煙体験室を設け、住民の防災意識高揚を図る。2階には、デジタル化に対応するため通信機を導入。3、4、5階では、引揚、立坑、進入など各訓練ができるように整備。屋上には電波塔を設置する。実施設計は松田平田設計が担当し、10月31日までの期間で進めている。
改築するのは、1971年に建設された消防本部兼東消防署。老朽化、狭あい化が進んでいることから改築し、緊急車両の大型化などに対応することにした。建設地は吉野川市鴨島町鴨島の吉野川市役所北東。