福島建設工業新聞社
2010/08/11
【福島】大林組を特定/新三春中学校建設の公募型技術提案総合評価
三春町は9日、設計・施工一括による新三春中学校建設の公募型技術提案総合評価の結果、特定者を大林組、次点者に竹中工務店・はしもと住宅店JVを選定した。近く、設計業務の本契約および工事の仮契約について随意契約を結び、23年7月の設計完了および同8月の着工など25年度からの開校を目指していく。
6日に行われた公開ヒアリングには単体3社、大手と田村地区内業者の組み合わせ2JV(2社編成)、田村地区内業者同士の組み合わせ2JVが参加し、長澤悟東洋大学理工学部教授を委員長に5人で構成する審査委員会が事前書類による300点の評価に加え、200点の提案評価による計500点満点の採点をもとに、最優秀者と次点を決めるための検討を行った。
その結果、最高点を得たナンバー3を最優秀案とすることが全会一致で決定された。次点については、合計点がナンバー1、ナンバー6、ナンバー7の順で点数が拮抗し、議論の結果、ナンバー1を次点とすることで全会一致した。審査委員会からは「応募された7者には、短期間にもかかわらず精力的に検討を進められ、密度の高い提案をしていただいた。また、ヒアリングを通じて本事業遂行に対する意欲の大きさを十分に感じることができた」とする講評が寄せられた。