地方建設専門紙の会

　岡山県は、２０１０年度から14年度までの５年間の山村地域整備計画をまとめた。岡山市、倉敷市、津山市、玉野市など15市10町２村を対象に森林整備事業などを62　億６５００万円で実施する。
　公的主体の集約化による間伐や林道の整備、山地災害を防止する治山施設の設置、漁場保全を図るための荒廃森林など整備を実施し、安全で安心できる豊かな暮らしの実現と多面的機能を持続的に発揮する森林の確保を図る。また、岡山県地球温暖化防止間伐推進５カ年計画の達成と岡山県森林吸収量確保推進計画の目標であるＦＭ林（適切な森林経営が行われている森林）13万９０００haの確保を促進する。
　対象事業は次のとおり(①地区名②事業主体③工期④総事業費⑤主な事業内容)
[森林整備事業]
▽①岡山県内②おかやまの森整備公社ほか③10年度～14年度④20億３６００万円⑤公的森林整備推進事業、絆の森整備事業、特定森林造成
▽①岡山県内(林道因美線ほか)②岡山県③10年度～14年度④14億５８００万円⑤森林居住環境整備事業
▽①鏡野町内(林道木戸線ほか)②鏡野町③10年度～11年度④９４００万円⑤機能回復整備事業、市町村等事業推進
▽①新庄村内(林道潤谷線)②新庄村③10年度～11年度④９１００万円⑤育成林整備事業(林道開設)、市町村等事業推進
▽①新見市内(林道法曽吹屋線)②新見市③11年度④３２００万円⑤機能回復整備事業、市町村等事業推進
[治山事業]
▽①岡山県内②岡山県③10年度～14年度④23億０１００万円⑤予防治山事業、地域防災対策総合治山、林地荒廃防止、山地災害総合減災対策治山、共生保安林整備
[漁場保全の森づくり事業]
▽①岡山県内②岡山県③10年度～16年度④２億５３００万円⑤奥地保安林保全緊急対策、保安林改良

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【岡山】山村地域整備計画まとまる。