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日本工業経済新聞社(山梨)
2010/08/06

【山梨】10月頃、団地改修に着手 外壁や下水道整備など 北杜市

公営住宅の健全な維持管理に努める北杜市住宅課は、さつき、多麻、姥神団地の改修工事を実施する。早ければ10月頃にも発注し、年度内の完成を目指す。
 このうち、さつき団地は、A棟を対象にクラック補修や、外壁塗装の塗り替え、屋上の防水改修などを実施する予定だ。現在、天野建築設計事務所(笛吹市石和町市部700−6■055−262−7397)が設計業務を担当している。9月22日の設計工期を見込む。
 同団地は、須玉町若神子41151地内において、RC造3階建て、総延べ床面積4259・34uの規模で建設。A〜C棟(A・C各18戸・B24戸)の3棟で合計60戸。
 担当課によると「B・C棟についても、老朽化に伴い同様な整備が必要なため、財政状況を見ながら来年度以降に順次、発注していきたい」と話す。
 多麻団地及び姥神団地は、下水道の普及により近隣まで本管の整備が行われたことから、生活排水のみ処理出来るよう宅内排水下水道の接続工事を行う。設計業務は、さつき団地と同じく、9月22日の工期でサンクスが担当。
 多麻団地は、須玉町東向地内において、W造簡易平屋建て、総延べ床面積3462uの規模。14棟で合計84戸。
 姥神団地は、大泉町西井出3545地内において、W造簡易平屋建て5棟(24戸)、簡易2階建て1棟(6戸)、総延べ床面積1900uの規模。合計6棟で30戸。
 このほか、21年度予算の繰越分で、朝日ヶ丘団地の防寒対策工事にも取り掛かる予定。8月下旬に、設計業務を委託する計画だ。
 同市では、今年度から既設市営住宅の維持補修工事に着手し始めた。合併により多数の市営住宅を所有しているため、県からの指示を仰ぎながら、既存ストックの健全化を進めていく意向。


提供:山梨建設新聞