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北海道建設新聞社
2010/08/04

【北海道】ぺアーレ札幌の落札企業がホテルなどの誘致を検討 

 7月28日に土地と建物売却の一般競争入札が執行された北海道健康管理センター・札幌健康づくりセンター(ペアーレ札幌)について、プラスチック物流資材の製造・販売事業などを展開する三甲(岐阜県瑞穂市本田474の1、後藤甲平社長)が落札したことが分かった。同社は、建物の一部を北海道支店の移転先として活用するほか、ホテルなどのテナント誘致を図る考えだ。
 札幌市中央区北1条西4丁目1の1にあるペアーレ札幌の規模はSRC造、8階、延べ1万1897m²。1999年7月に完成した。
 取得について竹中博文専務は「琴似に北海道支店があるが、札幌の中央に出たいという思いが以前からあった。建物を壊すことはせず、改装し、一部を支店として使用したい」と説明。1―2階程度を支店として活用し、支店上層階にホテルやフィットネスなどのテナント誘致を検討している。
 同社は、ゴルフ場などの経営ノウハウもあることから、テナント誘致が難しければ、自社で事業展開することも視野に入れている。
 北海道支店の移転は遅くても年内とし、8月とも見込まれる引き渡し後すぐに支店入居部分の改修に着手する方針。施工業者については「全国に営業所や工場を持っているが、ほとんど清水建設に任せている。たぶんそうなるだろう」(竹中専務)と話している。