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　日本環境安全事業(ＪＥＳＣＯ、東京都港区芝1丁目7の17、宮坂真也社長)は29日、一般競争入札の「北海道ＰＣＢ廃棄物処理施設設置工事(増設)」を公告した。総合評価方式で、設計・施工を一括して発注する。申請提出期限は8月11日午後4時で、開札は12月2日午後2時。工期は2013年5月31日までを設定している。
　07年10月に一般競争公告し、08年3月に設計業務の契約締結に至っていたものの、凍結していた案件。設置場所の室蘭市と国で、受け入れ条件の調整や処理対象量の変更作業などを進め、設計を含めて新たなフレームに基づき発注する。
　処理重量は、前回発注時が4536�dだったのに対し、今回は1916�dに変更。入札参加条件に積雪寒冷地での施工実績を追加している。
　工事内容は、北海道ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理のＰＣＢ廃棄物処理施設増設で、対象施設のＰＣＢ汚染物等処理能力は1日当たり約6�d以上(安定器重量)に設定。敷地面積は約1・2haに上る。
　工事範囲は、�@ＰＣＢ廃棄物処理プラントと付帯設備の設置、建築物(基礎含む)、付帯設備の建築・外構などの設計�AＰＣＢ廃棄物処理プラントと付帯設備の設置、建築物、付帯設備の建築の施工�B工事場所敷地内に整備されるＰＣＢ廃棄物処理施設の工事全体の統括業務―。
　設計・施工一括しての発注だが、契約は設計と施工を分けて締結する。
　参加対象は異工種の特定共同体か単体企業。単体は共同体代表者と構成員の条件をすべて満たしていることが条件。
　共同体代表者は、ＪＥＳＣＯの一般競争参加資格認定を受けていて、機械器具設置の経営事項審査総合評定値が1000点以上の者か、廃棄物処理法に基づく施設設置許可を受けたＰＣＢ廃棄物処理施設(ポリ塩化ビフェニル汚染物が処理できないものを除く)のうち、ＰＣＢ廃棄物の処理に直接必要な設備の設計と施工をした実績を持つ者。
　総合エンジニアリング企業で、元請けか共同体の代表として2000年度以降に、積雪地域か寒冷地、同等の気象条件と認められる外国で、同種工事として廃棄物処理法に基づく施設設置許可を受けたＰＣＢ廃棄物処理施設設置工事、類似工事として公共事業かＰＦＩ事業として発注された1日当たりの処理量が100�d以上のごみ処理施設(焼却施設に限る)の設置工事の実績を求める。
　また、廃棄物処理施設の設計・施工や運転管理、ＰＣＢ廃棄物処理施設か類似した化学プラントの設計・施工、運転指導の実績も必要。
　共同体の構成員は、ＪＥＳＣＯから建築関係コンサルタントの認定を受けている1級建築士事務所の登録者で、2000年度以降に代表者に求める建築物と同等の設計実績を持つ者。
　また、建築の経営事項審査総合評定値が1250点以上の建築業者を含んでいること。これは基本的に1者だが、同じく1250点以上の建築業者3者以内で構成する特定共同体でも良い。代表者に求めるものと同じ施工実績が必要となる。
　発注説明書は、9月29日まで本社管理部契約・購買課か北海道事業所(室蘭市仲町14の7)で、実費で交付する。
　競争参加申請書と異工種共同体申請書は、8月11日午後4時まで本社に持参して提出する。競争参加資格確認結果の通知と技術提案書提出要請は8月20日を予定。技術提案書は9月30日午後4時まで本社に持参して提出する。
　技術提案書の選定結果通知は11月5日、入札予定者の特定結果通知は同25日の予定だ。