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日本工業経済新聞社(茨城)
2010/07/28

【茨城】改修工事を9月以降発注へ えどさき笑遊館リニューアル 稲敷市

 稲敷市商工観光課は、市街地活性化の一環として、えどさき笑遊館のリニューアルを計画。現在は改修後の施設の運営について方向性を検討しており、改修工事は9月以降に発注する見通し。実施設計は鰍`N計画工房(水戸市小吹町)が担当した。22年度の当初予算では工事費に1億2200万円を計上しており、23年度内の供用開始を目指す。
 
 同施設は、昭和初期に建てられた「鈴木屋旅館」を改修した上で平成16年度にオープン。内部に情報コーナーや梅八・江戸文字工房などを配し、商店街の情報発信拠点、来訪者などの交流拠点として利用されている。
 今回は、「江戸崎まちなか地区」のまちづくり交付金を活用し、地域住民によるまちづくりの活動拠点として、また来訪者への地域・周遊などの情報発信拠点としての機能強化を図る。
 20年度は、まちプラン研究所(水戸市白梅)に基本計画の策定を委託。地域住民などを含めたワークショップを開催しながら、1年かけて計画を策定した。
 また、ワークショップ内で「趣のある正面外観は残すべき」との意見が大多数を占めたため、正面は残した上で改築するほか、内部には集会施設や地元特産品の展示スペース、喫茶スペースなどを配する。
 施設はW造2階建ての延べ床面積は480・73uで、敷地内には7台分程度の駐車場を配する予定。鰍`N計画工房による実施設計の策定は完了している。
 現在、改修後の運営方法を再検討しており、施設規模を多少小さくする可能性もある。8月中には方向性を定め、9月にも改修工事にかかわる一般競争入札を公告したい考え。
 22〜23年度までの2カ年で工事を行い、23年度内の供用開始を予定している。工事費は22年度当初予算で1億2200万円。


提供:日本工業経済新聞