県印旛地域整備センター成田整備事務所の主催による地域づくり指向型河川ボランティア清掃 「根木名川みんなでおそうじ2010」が22日、成田市内の東和田河川敷(根木名川両岸)で開かれた。
気温が35度を超える猛暑日となったこの日は、成田整備事務所をはじめ成田市及び富里市職員、なりた環境ネットワークや成田の水をきれいにしよう運動推進協議会会員、成田高校運動部生徒、一般市民のほか、(社)千葉県建設業協会北総支部会員52人を含む総勢約220人が参加した。
主催者を代表して大湊一文・根木名川改修課長は、7月が河川愛護月間にあたることに加え、95年に始まり、今年で16回目を数える同清掃活動への参加者が年々増加していることを紹介したうえで、「美しい根木名川をつくりあげるためには、施設の整備と併せ、市民への河川愛護の普及などの地道な活動が重要」とし、「そのためにも、今後の美しい川づくり、まちづくりに向けた皆さんの理解と協力を賜りたい」と要請し、あいさつとした。
この日の清掃作業は、根木名川に架かる白鷲橋―関戸橋間の両岸約3qを対象に、参加者を上流右岸班(東和田駐車場〜白鷺橋)、上流左岸班(同)、下流右岸班(東和田駐車場〜取香川合流点)、下流左岸班(東和田駐車場〜関戸橋)の4班に編成し、不法投棄物やごみなどの回収を実施。
このうち、協会北総支部会員が依頼された作業は、長靴・胴長(各班3−4人)を着用し、河川内に投棄されたスクーターや自転車などの廃棄物の収集と、回収場所における運搬車への積み込み。この日の約1時間半に及ぶ作業では、河川に投棄されたものだけでもスクーター3台、自転車10台などを回収した。
提供:日刊建設タイムズ