建通新聞社四国
2010/07/27
【香川】JRに一部施工依頼 津島大橋の上部工据付
香川県道路課は、4車線化を進めている津島大橋(三豊市)の上部工据え付けの一部をJR四国に施工依頼する。委託するのはJR軌道上部の架設で、県は秋ごろJR四国と工事協定を結び、依頼する方針。委託期間は2010年度から11年度にまたがる。
概要は3径間連続鋼箱桁(143b)のうち1径間程度となるもよう。ほか径間の据え付けは同時期に県発注となる。
津島大橋は、丸亀詫間豊浜線三野・詫間工区の三野町と詫間町を結ぶ跨線橋で、2003年に2車線、片側歩道が供用している。
同区間の4車線化に伴い整備するもので、暫定2車線で供用している橋梁を4車線、両側歩道に整備する。桁種は鋼製橋。下部工は完成している。上部工は中央径間と側径間に分かれており、中央径間は3径間連続鋼箱桁(143b)、側径間は単純鈑桁(30b)と単純鈑桁(27b)で構成する。追加する2車分の幅員は11・5b。設計は五星(三豊市)が担当した。場所は三豊市三野町大見。
3径間連続鋼箱桁の上部工は川田工業が11月30日の工期で製作中。単純鈑桁の2桁は、泉鋼業と東京鐵骨橋梁が製作・据え付けとも受注している。工期は11年3月18日。三野・詫間工区は多度津町見立から三豊市三野町を経て同市詫間町松崎に至る2・8`の区間。03年10月に2車線で暫定供用しており、4車線化の整備推進が図られている。