建通新聞社四国
2010/07/27
【徳島】看護学校解体を来年度 県病院局
徳島県病院局は、改築を進めている県立中央病院で既存施設内にある看護学校を2011年度に、その他施設を新病院完成後の12年度に解体を行う予定。10年度は、各施設の解体に向けた設計を進める。
既存施設の規模は、本館が鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上12階建て延べ2万0501平方b。厚生棟が同造3階建て延べ1353平方b。CT棟が鉄筋コンクリート造平屋553平方b。精神棟が同造2階建て延べ1253平方b。SARS棟が鉄骨造平屋79平方b。看護専門学校が鉄筋コンクリート造7階建て延べ4814平方b。焼却炉1基。その他、附属建物および外構施設など。解体後の跡地は、駐車場やホスピタルパークなどを整備していく計画。
所在地は徳島市蔵本町1丁目。
また、10年度は県立中央病院改築のうちエネルギーセンター棟および連絡橋を新築するため現在、第3四半期の発注に向け準備を進めている。
建設中の新中央病院の南側隣接地に整備するエネルギーセンター棟の規模は鉄筋コンクリート造2階建て延べ1823平方b。内部は、1階にボイラー室、ポンプ室、熱源機械室、2階に電気室、発電機などを設置。新中央病院へ電気・給湯設備などのエネルギー源を供給する。設計は内藤建築事務所(京都市)が担当した。
連絡橋の延長は60・5b、幅員4・4b、高さ9・8b。鉄骨造の橋脚4本で桁部分を支える。床部分はコンクリート造、天井部分はデッキコンクリート造。新中央病院3階と徳島大学病院中央診療棟3階を結ぶもので徳島大学病院立体駐車場の上を通過する形で設置する。