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日刊建設タイムズ社
2010/07/21

【千葉】木戸浜海岸で清掃活動/畔蒜工務店全社員参加 海開きの17日、町長も激励

7.22株ネ蒜工務店(山武郡横芝光町木戸10110、畔蒜毅社長)は17日、地域貢献活動の一環として、同町の木戸浜海岸の砂浜清掃を実施した。また、この日は同所で木戸浜海水浴場の海開き(安全祈願)が行われ、神事に列席した斉藤隆・横芝光町長が同社のボランティア清掃の激励に訪れた。
 当日は3連休の初日(土曜日)で社員の休日にあたったが、基本的に清掃活動には社員全員参加とし、本社をはじめ千葉支店、成田支店及びグループ会社の總武建設鰍ゥら、総勢80人余が駆けつけた。
 社員は午前6時半に本社に集合し、7時から約2時間にわたり、海岸のごみ拾いで汗を流した。建機及び車両は、同社のタイヤショベル1台、ごみ運搬車(4d)2台を用意。
 各自が可燃物と不燃物の家庭用ごみ袋を持ち、木戸浜海岸の一部(約2q)を往復して拾い集めたごみの量は、4d車で2台分にのぼった。同社が全社を挙げてボランティア清掃を行ったのは、昨年に引き続いて2度目。
 清掃活動の前にあいさつした畔蒜社長は、この清掃活動が木戸浜海水浴場の海開きの日と重なったことを説明したうえで、「今の状況をみると、上空を飛んでいるコアジサシの卵が直接、砂浜などに産んである。その場所に近づくと、コアジサシは必ず攻撃してくるので、気をつけながら、なるべくそのままの状態で保護してほしい」と述べるとともに、「今の時間は海霧がかかり、涼しくて過ごしやすいが、霧が晴れると除々に気温も上昇してくる。自分の体調と相談しながら、怪我のないように作業にあたって頂きたい」と注意を喚起し、あいさつとした。
 木戸浜海岸の清掃ボランティアについて畔蒜社長は、「地引網などでお世話になっている日頃の恩返しとして、地域の環境美化に対する活動の一助になれば」とする一方、「あまり知られてはいないが、木戸浜の砂浜は、だいぶ以前から、ウミガメの産卵の地でもある。ペットボトルやビニールなどの自然に返らないごみは、ウミガメにとっての天敵であることは周知の事実」としたうえで、「我々が恩恵を受けている木戸浜海岸は、海水浴客のモラルはもとより、我々の手で守らなければならない。そのためには、どうしても行政の先導が必要」との考えを示した。
 また、「現在の木戸浜の砂浜も、15年ほど前に比べて約半分に減った」と深刻化する砂浜の侵食に言及した氏は、「これから15年先はどうなるか分からないが、昨年から始めたこの大掛かりなボランティア清掃が、木戸浜海岸の美化活動に対する地域住民への喚起となり、さらに浸透していくよう、これからも毎年続けていきたい」との抱負を語った。
 一方、海岸清掃と並行して午前8時30分に開始した同海水浴場の安全祈願には、斉藤町長をはじめ町議や関係者など約50人が列席。
 この席で斉藤町長は、「当町の海岸は、来遊される皆さんの生命の安全の確保に万全を期し、また、心から海水浴を楽しんで頂けるよう願うところである。沢山の方々に来場頂き、町の活性化と観光事業の振興に繋がることを強く希望する」とあいさつした。
提供:日刊建設タイムズ