県は16日、22年度第2回発注見通しを公表した。発注規模は前年同期比で、およそ1割(267件)減の1974件。このうち、一般競争は前年度3割(93件)減の197件で、薩摩山崎停車場線の橋梁上部工や草之瀬川えん堤工などが計画される。また、前年同様、9月までに7割超の発注が予定され、今回は1408件を見込んでいる。上半期8割の予算執行を目指す県では、今年最大の発注ラッシュになる見通しだ。
地域振興局や支庁などの出先別では、大隅が全体の2割弱を占める389件と最も多く、大島の337件、北薩の307件、鹿児島の224件、姶良・伊佐の199件と続く。南薩と熊毛は、ともに全体の1割以下の185件と最も少ない件数だった。
また、住宅・建築関係は69件、警察本部は70件。このほか、漁港・水産関係7件、庁舎管理分2件となっている。国の内示や個所付けの確定分などから1回目より60件増加した。
一般競争入札は、全体の1割を占める197件あり、このうち8割程度の156件が9月までに発注予定になっている。国道328号の道路整備では、さつま町でメタル橋の宮之城橋上・下部工がそれぞれ予定されるが、枕崎市の花渡川護岸工など3件を含む5件が発注時期未定となっている。
このほか約9割が指名競争入札で、上半期中に7割の1247件の発注を目指す。随意契約は警察本部が大型標識の更新等について、第3四半期に1件予定している。発注時期・方式ともに未定は17件あった。
且ュ児島建設新聞<