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日刊建設タイムズ社
2010/07/20

【千葉】7回目の建機体験学習会/北総支部青年部会 成田・久住第一小5・6年生が

  (社)千葉県建設業協会の北総支部青年部会(鎌形憲一会長)の主催による「2010年度建設機械体験学習会」が、成田市立久住第一小学校(木内要校長の5・6年生児童38人を対象に行われ、建設重機や測量器機などの操作を体験した。
この建機体験学習会は、未来を担う子供たちが土木工事に関心を持ち、理解を深めてもらうことを願い、同協会本部の青年部会で毎年開催する事業とは別に、北総支部青年部会が独自で実施している。
03年9月の成田市立公津小学校での体験学習会を皮切りに、昨年までに6校で開催。今回からは千葉県魅力ある建設事業推進協議会(CCIちば)が協力し、いなげの浜清掃活動(千葉市)や前原海岸清掃活動(鴨川市)とともに、「2010年度建設業イメージアップ事業」に指定された。7.20
建機体験学習会に先立ち、主催者を代表して鎌形会長=写真=は、「私たちの会社は、道路や橋をつくったり、道路の下に下水道や水道を入れたり、学校の校舎や図書館をつくったりしています。今日は私たちが普段使っている建設機械を皆さんに少しでも体験してもらおうと、やって来ました。引率の人の話をよく聞いて行動し、建設業というものに少しでも親しんでもらえたらと思います」とあいさつ。
引き続き、学校を代表してあいさつした木内校長は、「道路をつくりガス管を埋設することなど、私たちの知らない色々な仕事が、私たちの暮らしを支えてくれている。人間が発明した建設機械や測量機器は、人間の何十倍も働いてくれる。その機械が実際どんな風に使われているか、どうすれば有効に使えるか、その道具がどんなに役立つかということを、みんなが直接体験することにより、今後の学習に役立ててもらいたい」と述べ、あいさつとした。
この日の建機体験学習会では、ミニバックホウとロードローラーの建機に加え、光波距離計(トランシット)とレベルを使用。児童を4班に分け、それぞれの特徴や役割、操作方法などを説明し、全員が操作した。
振動しながら走って固めるローラーの地響きや、バックホウのアーム操作による豪快な土砂の移動作業を体験した一方、瞬時に水平や距離を計測する測量機器の操作学習では、クイズ形式を取り入れながらプリズムやレーザーの世界を体験。ダイナミックな重機と精密な測量機器の世界に触れた児童たちの表情は、驚きと感動に満ち溢れていた。
体験学習終了後の閉会式では、児童を代表して6年生の篠原小雪さんが、「今日は、今まで見たことがあるけど、さわったり操作したことのない機械を実際に動かすことができて感激しています。私は将来、バックホウの運転手になりたくなりました。本日はありがとうございました」との感想を述べ、お礼の言葉とした。

提供:日刊建設タイムズ