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建通新聞社(静岡)
2010/07/14

【静岡】浜松市が下請状況調査を実施。8月ごろから調査票配布

 浜松市は1日、受注競争の激化に伴う低入札の増加懸念や、法律の理解不足による下請け業者へのしわ寄せなどといった不当・不適切な行為の防止に向け、下請状況調査の要綱を定めた。工事の元請負人と下請負人の対等な関係の構築や公正で透明な取り引きの実現を図るための取り組み。今後完成する、契約額1億円以上の工事のうち、調査基準価格を下回ったものを対象に実施する。
 同市が発注した工事での、元請けと下請けの契約や下請け代金の支払い状況などを調査することで、契約関係の適正化を目指す。
 元請けが市に提出した施工台帳などを基に、すべての下請け業者を対象に調査する。調査項目は▽下請負人名と工事名▽契約の方法▽契約の追加・変更の内容▽代金支払いの状況―など。契約関係が不適切と市長が判断した場合、元請けに対し必要な指導を行う。
 下請け業者に対し、元請けから見積もりの依頼があったかどうかや、その際の書面によるやり取りの有無などを調査票に記入してもらう形式で実施する。8月ごろから順次、調査票を配布する予定だ。

建通新聞社 静岡支社