主要地方道高崎渋川線バイパス建設促進期成同盟会(会長・阿久津貞司渋川市長)は8日、22年度定期総会を渋川市のホワイトパークで開催した。今回は役員改選などが審議され、全会一致で阿久津会長ら全役員の再任が決まった。
阿久津会長は「高渋バイパスは1期工区が暫定2車線で開通し、現在も4車線化が進んでいる。関係市町村や県のお力添えを賜り事業が進んでいる。今後は渋川市内での1日も早い事業着手となるようお願いしたい」とあいさつした。
来賓祝辞では真下誠治・県議会議員が「橋も道路もすべて完成しないと完全な効果が出ない。県議会としてもしっかりと早期の完成に向けて取り組んでいく」と述べた。川瀧弘之・県県土整備部長は「高渋バイパスも県が提唱する『群馬がはばたくための7つの交通軸構想』のひとつ。一生懸命やっていく」と整備に力を入れていくことを示した。
議事では役員改選や要望内容などを審議した。要望には、整備が進む2期工区の開通により、接続する主要地方道高崎安中渋川線や同高崎渋川線との交差点での渋滞による交通混雑が懸念されるとして、これらの検討とあわせて、3期工区(吉岡町小倉〜渋川市石原までのL約2・6q)の早期着手などを盛り込んだ。
議事後、県高崎土木事務所、県渋川土木事務所、高崎市が今年度の事業概要の説明をした。高崎市は、浜尻北土地区画整理事業で整備を進める。今年度は文化財調査のほか、本工事L200m、配水管布設L100m、下水道管布設L70mを進める。県高崎土木事務所は、地方特定街路整備事業部分でL70m、2期工区部分では用地買収約3325u、本工事、橋台1基、堰堤取付一式を実施する。県渋川土木事務所は、2期工区部分で用地買収約5400u、建物移転8棟、本工事L約80m、取付道路一式、橋梁上部工1橋を実施する。
提供:群馬建設新聞