建通新聞社四国
2010/07/09
【徳島】14年春の供用目指す 運転免許センター移転
徳島県警察本部は、徳島阿波おどり空港の旧ターミナル跡地に移転を計画している県運転免許センターについて、2014年春をめどに供用開始を目指している。移転先の対象用地が国有地であるため現在、財務省との間で土地の売買手続きを進めている。また、旧ターミナルビルは、県の第3セクター・徳島空港ビルが所有していることから今後、交渉していく。
具体的スケジュールについては、用地・建物とも県有でないため、慎重に協議を進め決定していく。
移転先となる旧ターミナルは、旅客ビルが鉄筋コンクリート造2階一部3階建て延べ8638平方b、貨物ビルが鉄骨造平屋1301平方b。試験コースなどの周辺施設のスペースも、既存ビルの周辺跡地で充分に確保できると見られている。跡地については、6月に開催された財務省の国有財産四国地方審議会において、県に売却することなどが「適当」と答申されている。所在地は松茂町満穂満穂開拓。
現・運転免許センター(徳島市大原町余慶)は、旧館が鉄筋コンクリート造3階建て延べ1108平方b、新館が同造延べ2524平方b。講習用のコースを含めた敷地面積は3万2482平方b。老朽化に伴う施設の更新や利便性の向上が長年の懸案となっていた。