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日刊建設タイムズ社
2010/07/05

【千葉】リスクアセスで災害撲滅/建災防千葉県支部千葉分会 第39回安全退会に320人

  建災防千葉県支部千葉分会(伊藤靖雄分会長)の「第39回安全大会」が千葉市内の千葉県労働者福祉センターで開かれ、関係者約320人が参加。各種無災害安全表彰をはじめ、大会宣言を採択したほか、第2部では泣Wャックの萱沼文子代表取締役を講師に招き、『怪我を未然に防ぐ健康体操 メタボ退治〜ストレッチ』をテーマに特別講演を聴いた。
  大会の冒頭、主催者を代表してあいさつした伊藤分会長は、まず、全産業に占める建設業の労働災害が依然として高いことに言及し、「労働災害防止については、従来にも増して、努力と工夫が強く要請されている」との認識を示した。7.6
  また、一昨年からスタートした第11次労働災害防止5か年計画に基づき作成した「第6次建設業労働災害防止5か年計画」が3年目を迎えることについては、同分会の取り組みとして、@リスクアセスメントの確実な実施Aリスクアセスメントと取り入れた安全衛生教育Bマネージメントシステム・コスモスの導入実施C三大災害の絶滅運動D建設業労働災害防止規定の順守――を基本方針とし、「さらなる安全活動を実施し、労働災害の撲滅を推し進めていきたい」との決意を示した。
  さらに、全国安全週間に向けて氏は、「繰り返し型災害の撲滅に取り組むとともに、改めて安全衛生活動のあり方を見直し、会員事業場の安全意識をさらに高めるため、本日の安全大会を実りの多いものにして頂きたい」と要請し、あいさつを結んだ。
  同じく、神田公司・千葉労働基準監督署長は、先日、1週間で2件発生した管内での死亡災害に言及し、「経営トップにおいては、建設業の労働災害が多発していることを認識したうえで、自らが関係法令の順守をはじめ、自主的な安全衛生活動の活性化を図っていく必要がある」と述べるとともに、「作業に携わるすべての方が『安全第一』を正しく認識し、実践される職場づくりを目指して取り組んでほしい」と要請し、あいさつに代えた。

提供:日刊建設タイムズ