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日本工業経済新聞社(山梨)
2010/07/02

【山梨】全面リニューアルへ 総額は6・5億円 上野原市基幹システム 上野原市

 上野原市は、基幹業務システムのOSのサポート期間の終了に伴い、同システムを全面リニューアルする。現システムのOS「ウィンドウズ2000」のサポートが23年7月に完了を予定しており、遅くとも同年9月までに新システムを構築。10月には新システムでの運用を開始したい考えだ。
 基幹業務システムは、主に住民情報のデータを管理するもので市の各部署で供用している。市企画課によると、現行のシステムは市の業務に適したカスタマイズが加えられており、法改正などによりシステムを変更する場合、カスタマイズされていないシステムに比べ運用経費がかさんでしまっているという。
 このため次期システムでは、大幅な法改正によるシステム変更を除き、毎年変更が予想されるシステム変更については、追加費用がかからないシステムの提案を事業者に求める。システム開発から保守に関する一切を含む総費用(提案上限額)は6億5000万円とした。
 現システムはNECが平成17年頃に構築したもので、毎年カスタマイズを重ね使用している。OSのサポート終了とともに同社のサポートも終了する予定でいたが、市の依頼により新システムが運用開始するまではサポート業務を行う予定。
 市は1日、次期システムの構築に関する提案をプロポーザル方式で募集すると公告。参加受付は今月8日、提案書の受付は同月27日まで。来月システムのデモンストレーションなどを行い、9月中旬に事業者を特定する。システム開発・設置にかかる期間は約1年間を見込んでいて来年10月には新システムでの運用を開始する予定。


提供:山梨建設新聞