トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

建通新聞社四国
2010/07/02

【愛媛】一般道路部の整備推進 松山外環状インター線

 愛媛県は、松山外環状道路インター線(松山市)の一般道路部を構成する街路「来住余戸線」と一般県道「久米垣生線」の整備計画で、2010年度に古川南・井門地区の橋梁工や土工など複数の工事を発注する方針でいる。橋梁は内川第1と第2の2カ所を整備することにしており、今回、未着手で残っている下部工(橋台)2件と上部工(桁の製作や架設)3件のすべてを発注する予定。土工の発注対象も広範囲にわたっており、整備区間の一連の工事がさらに加速しそうだ。
  内川第1橋は北井門町で内川を跨ぐために、自動車専用道路を挟んだ両側へ建設する。計画構造は上り・下りともポステンション方式PC単純T桁で延長38b、幅員10・75b。10年度には上り側の下部工1件(橋台1基)と、両側の上部工2件を発注することにしており、そのうち下り側上部工については6月29日に入札を執行、落札決定に向けて総合評価(実績確認型)の作業などを進めている。下部工は9月ごろ、上り側上部工は12月ごろに一般競争入札を行う予定。
 内川第2橋は古川南地区に、第1橋と同様、自動車専用道路を挟んだ両側へ建設する。今回は上り側(2径間連続非合成鈑桁、延長76b、幅員10・75b)の整備に向けて、下部工1件(橋台1基)と上部工1件を発注予定。そのうち上部工については一般競争入札を公告中で、7月21日に開札する。下部工の一般競争入札も近く公告する考えでいる。
 土工部の工事は、擁壁や水路の整備をはじめ道路改良、舗装など6件を発注する予定。
 インター線は外環状道路のうちの、国道33号タッチと国道56号タッチの間の延長4・8`。基本的な幅員は60bで、中央部の36・5bに国土交通省が整備する自動車専用道路を配置。両側11・7bずつは県と市が整備する一般道路になり、それぞれ1車線と停車帯、自転車歩行者道を確保する。
 県は一般道路のうち、北井門町の松山インターチェンジ接続地点から古川西の県道松山伊予線交差部に至る、延長1・8`の整備を担当。これまで内川第1・第2橋の工事などを中心に進めてきた。
 今回発注を予定している土工部の工事は次の通り(@工事概要A入札公告予定時期)。
 ▽古川南─@道路改良150bA7月
 ▽古川南─@舗装工200bA8月
 ▽井門町─@施工延長100b、逆T擁壁200b、L型水路300bA9月
 ▽北井門町─@施工延長220b、重力式擁壁150立方b、BOXカルバート160b、L型水路160bA9月
 ▽井門町─@施工延長220b、重力式擁壁320立方b、L型水路300bA9月
 ▽井門町─@施工延長220b、重力式擁壁440立方b、L型水路440bA9月