建通新聞社四国
2010/07/02
【徳島】来年度以降に耐震改修 金沢団地6・7号棟
徳島県住宅課は、2011年度以降に県営住宅金沢団地6・7号棟耐震改修を計画している。現在、6号棟設計を西田設計(徳島市)、7号棟設計を剛建築事務所(同)が担当し、8月末までの期間で進めている。また、10年度は、先行して羽ノ浦春日野団地27・28号棟で耐震改修を予定しており、10年中の発注に向け準備を進めていく。
金沢団地の規模は、6号棟が鉄筋コンクリート造8階建て延べ5554平方b。戸数は64戸。7号棟が同造8階建て延べ6743平方b。戸数は80戸。2棟ともエレベータ1基を設置。1979年度竣工。診断結果により、耐震性を満たしていないため改修する。所在地は徳島市金沢1丁目。
同団地は全7棟・244戸。内訳は、1号棟(鉄筋コンクリート造5階建て)が10戸。2〜4号棟(同)が各20戸。5号棟(同)が30戸。1〜5号棟については、耐震診断の結果、耐震性が確保されていることから改修はしない。
先行して耐震改修を実施する羽ノ浦春日野団地27・28号棟の規模は、2棟ともに鉄筋コンクリート造5階建て延べ1356平方b。戸数は30戸。71年度竣工。ラーメン構造で、耐震性を満たしていないため改修する。工期は約1年間。
現在、設計を川建設計(鳴門市)に委託し8月末までの期間で進めている。所在地は阿南市羽ノ浦町春日野。
同団地は、全体で19棟。今回の改修が完了すれば、同団地のすべての棟で耐震性が確保されることになる。