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福島建設工業新聞社
2010/07/01

【福島】古民家活用でプロポーザルを実施/県建築設計協同組合

 県建築設計協同組合(白井武男理事長)は、地域らしい景観を形成している古民家や蔵が空き家となっている現状から、これら歴史的資源を有効活用し地域の活性化につなげるため、活用や改修方法についてのプロポーザルを実施する。ふくしまの家地域活性化推進協議会からの受託事業。
 参加資格は、県内に建築士事務所登録を行っている設計事務所等に勤務する者。対象は現在ある伊達市霊山町小国地区と天栄村湯本地区の両古民家と、白河市本町地区の蔵で、3物件すべてでも1物件の提案でも応募可。16日から9月2日まで募集し、9月14日に非公開で第1次審査を実施。ヒアリング要請者各3者計9者を選出する。同20日に第2次審査の公開ヒアリングを行い、最優秀賞、優秀賞、佳作を各1点、物件ごとに決める。最優秀者に基本計画作成を委託する。
 審査委員は安藤邦廣筑波大学教授を委員長とし、ほかに県内学識経験者4人で構成する。事業詳細は7日に発表する。
 競技に先立ち現地説明会も開く。日程は小国地区が16日午後1〜3時に伊達市小国ふれあいセンター、湯本地区が17日午前10時〜正午に天栄村湯本地区集会場、本町地区が同日午後2〜4時にマイタウン白河で。