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建通新聞社四国
2010/06/30

【徳島】校舎を8月発注 東祖谷統合小・中学校建設

 三好市は、東祖谷中学校の敷地内に東祖谷地区の4小学校と中学校を統合した一体型校舎および体育館を建設する。2010年度は、既存の体育館および校舎(一部は教室として利用するため残す)を解体し、新校舎を建設。それぞれ8月ごろの発注を目指す。また、仮設校舎を整備するため、7月にも発注するもよう。
 耐力度調査によって建て替えを決定した東祖谷中学校の既存施設を解体し、同中学校新施設と現在、休校中の和田を除く栃之瀬・落合・菅生・名頃の4小学校を統合した新施設を整備する。国からの補助金の交付が不透明だったことから、10年度の当初予算への事業費の計上を見送っていたが、めどがついたため6月補正予算に工事費5億3657万円を追加提案し、可決した。
 新校舎の規模は、木造2階建て(一部鉄骨造4階)延べ3220平方b。体育館が同造平屋840平方b。景観への配慮の必要性や敷地の問題などから校舎は斜面に沿って階段状に配置する。別途発注となる仮設校舎の規模は、プレハブ造約500平方b。
 解体する既存校舎は鉄筋コンクリート造3階建て延べ2960平方b、体育館は鉄骨造平屋648平方b。
 11年度は、残る校舎の一部を解体し、体育館を建設するほか、外構工事を行う。完成は12年3月を予定している。基本・実施設計は平島弘之+TEAM28(徳島市)、地質調査を四国ボーリング工業(美馬市)が担当した。所在地は東祖谷下瀬。