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建通新聞社四国
2010/06/22

【愛媛】地元同意で調査へ 宇和島広域ごみ処理施設

 宇和島地区広域事務組合(組合長・石橋寛久宇和島市長)による広域ごみ処理施設の建設計画で、宇和島市の祝森自治会連合会(高下政幸会長)が建設候補地になっている柿の木地区での測量調査に同意し、市や同組合と署名・捺印を交わした。組合では7月下旬から8月ごろに地質調査などを開始、並行して環境アセスメントの手続きも進める考えだ。一方で施設整備や運営事業へのPFI手法導入に向け、アドバイザリー業務をパシフィックコンサルタンツに委託し、2011年1月中旬の実施方針策定・公表などを目指した作業も進めている。
 この広域ごみ処理施設は、現在の宇和島市ごみ処理施設(祝森石丸地区)に使用期限が定められていることなどを受けて建設が計画された。候補地は現施設から約2`南の同地区にある、砕石場に隣接する田畑。宇和島市内のほか北宇和郡内(鬼北町、松野町)や南宇和郡内(愛南町)も処理対象とする。
 現ごみ処理施設の使用期限からすると13年度までに整備する必要があり、組合はPFI方式の導入によって最適な事業展開を図りたい考えでいる。
 年間計画処理量は約3万2000d。敷地として約2万平方bを確保し、焼却炉のほか、同7500dのリサイクルセンターや、ストックヤードなども設ける予定。
 PFIに関するスケジュールでは、実施方針の策定・公表に続いて、同年10月上旬の民間事業者募集(入札の公告)、12年9月上旬の事業者選定、12月上旬の特定目的会社設立などを予定している。