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建設経済新聞社
2010/06/22

【京都】川東小・高田中学校改築事業 改築工事は25年度からを予定 校舎は小中一体型で検討

 亀岡市教育委員会は、耐震化と老朽化対策のため、改築する川東小学校と高田中学校について、改築工事を25年度から27年度の3ヵ年で実施する方針だ。
 22年度当初予算には川東小学校基本設計費等に2040万円、高田中学校基本設計費等に1230万円を新規計上した。今後市教委は、地元関係者や学校関係者も参加する改築基本設計検討委員会を設け、施設内容などの検討を進めていく。
 22年度に改築に伴う基本設計を行った上で、23年度に都市計画法上の各種許認可を経て、24年度に実施計画を固め、25年度から27年度までの3ヵ年で改築工事を実施する予定。小中一貫教育の良さを最大限発揮できる施設として校舎は小中一体型が最適と考えており、今後地元関係者や学校関係者参加の改築基本設計検討委員会の中で施設内容などの検討を深めていく。
 馬路町野堀の川東小は、▽管理棟(RC造平屋建、267u/昭和38年築)▽教室棟(RC造3階建、延2490u/昭和38年築)▽管理棟(RC造平屋建、44u/平成10年築)▽屋内運動場(RC造+S造平屋建、626u/昭和38年築)の4棟で構成され、合計延べ面積は3427u。川東小の南側にある高田中は、▽教室棟(RC造3階建、2032u/昭和38年築)▽管理特別教室棟(RC造2階建、延644u/昭和39年築)▽屋内運動場(RC造+S造平屋建、830u/昭和61年築)の3棟構成で、合計延べ面積は3506u。
 市教委はこれまでに両校の校舎等について、20年度に田中綜合設計(大津市)で耐震診断を実施。21年6月に耐力度調査を小西建築設計事務所亀岡支店(亀岡市)で実施している。
 両校の改築事業を機に、“特色ある学校づくり”を目指し、将来構想などを検討するため、20年5月に地元4町自治会や地元市議会議員、学校後援会、PTA、学校関係者による川東小・高田中運営協議会が発足。また両校を小中一貫校として整備した場合のあり方を研究するため、21年8月に教育長を座長とする亀岡市小中一貫教育研究会が立ち上がり、小中一貫教育の基本理念や効果のほか、川東地域で小中一貫教育を進める必要性やメリットなどについて協議を進めている。