甲斐市(保坂武市長)は11日、6月補正予算案を公表した。
建設関連の予算は、防災行政無線施設整備に3億6200万1000円、幹線道路整備に1億1800万円、玉幡中学校管理用備品取替に196万円を盛り込んだ。このほか、市立保育園の設置協議会設立について、委員への報酬費33万5000円を予算化した。
防災行政無線施設整備は、平成23年度実施予定の子局94局(双葉45局、敷島49局)の設置工事費と監理費を前倒しして計上した。
工事の全体計画は、市内既存のアナログ130基の更新と子局の増設をするもの。新規で増設する子局の数は、竜王地区に21カ所、敷島地区に8カ所、双葉地区に31カ所。さらに、双葉庁舎に簡易中継装置1台を設置し、難聴地域には戸別受信機100台の設置を予定している。また、同市の指定避難場所22カ所すべてにアンサーバック(相互通信機能)付きの子局を配置し、災害時の避難状況・被害状況を相互に連絡する体制を整える。
実施設計は高度映像情報センター(東京都千代田区三番町6−14電話03−3239−1121)が担当。総事業費は約7億8000万円を見込んでいる。
玉幡中学校管理用備品取替は、下駄箱の老朽化に伴い、校内全13クラスの下駄箱をすべてスチール製のものに入れ替える。
市立保育園の設置協議会は、老朽化した施設も含め、公私合わせて保育園・幼稚園の今後の在り方について協議をするもの。委員は保護者代表など20人程度が選出される。
提供:山梨建設新聞