(社)東京電機大学校友会千葉県支部の第40回通常総会が12日、印西市の同大学千葉ニュータウンキャンパスで開かれ、09年度事業報告及び決算・監査報告のほか、10年度事業計画及び予算などを全会一致で可決。また、任期満了に伴う役員改選では、新支部長に花井卓郎氏を選出。松本宏支部長は相談役に就いた。
議案審議に先立ちあいさつした松本支部長は、「我が母校は創立100周年を迎え、次の100周年を目指して、『決断と実行力』により夢をかたちにすべく、現在、東京・千住キャンパスを建設中である」と説明したうえで、「我々卒業生はそれを誇りとして、恩返しのつもりで最大限の応援をしていきたい」とし、千葉県支部として第2回目の募金を提案する考えを示した。
また、「今年の総会は第40回目の節目の年になる」とした氏は、活動内容として、@役員改選による若手役員の登用A支部会員の増強B千葉県独自の支部だよりの充実C三大支部長の懇談会の継続及び充実D東京千住キャンパス募金の継続――の5項目を提唱。
さらに、「今後とも会員各位の意見を頂きながら、役員一同が一致協力し、全国の支部の中でも最も充実した活気のある支部との評価とともに、なおかつ楽しめる支部づくりを目指し、奉仕の精神で一層努力していく所存」とし、「引き続き会員及び関係各位のご指導とご協力を切にお願いしたい」と述べ、あいさつを結んだ。
次に、来賓としてあいさつした(社)東京電機大学校友会の石塚昌昭理事長は、まず、校友会が昨年で創立100周年を迎え、会員600人余が参加して記念式典を実施したことに言及し、「これからの100年に向けて、学園も良い卒業生を輩出しようと全力投球している。校友会もその支援をするため、課題を一つひとつ克服していくための誓いの場でもあった」と弁。
一方、公益法人改革については「総会時には今後、一般社団法人として進んでいくという決議を頂いた。そのため今年度では、定款の変更や基幹設計などに着手し、皆さんの意見を反映しながら、より一層強い活動、大きな発展が出来るような校友会の組織づくりを進めていきたい」との考えを示し、祝辞に代えた。
なお、議案審議終了後には、3期6年間にわたり支部長を務めた松本氏に対し、石塚理事長と花井新支部長から感謝状と記念品が贈られた。
この日は総会に先立ち、中国で既に4000年の歴史がある「気功法」について、『気を科学する』をテーマに公開講演会が行われ、一般参加者も受講。講師は、同大学名誉教授で工学博士の町好雄氏があたった。
提供:日刊建設タイムズ