北杜市健康増進課は、甲陽病院の改築工事について7月頃にも、事後審査型条件付き一般競争入札を公告する予定だ。発注形態は、建築を一般競争で、設備を指名競争の分離発注も視野に入れ検討している。秋頃にも着工し、年度内の完成を目指す。
改築する施設は、新館の西側にあたる療養病棟(RC造3階建て、地下1階、延べ床面積約2000u)で、昭和48年に建設されたもの。
新施設は、同病院敷地内の北側駐車場にRC造2階建て、延べ床面積約1820uの規模で建設する計画だ。1階をリハビリテーション、感染症(4床)2階に入院病棟(32床)、特殊浴場、食堂などを備える。2階部には、渡り廊下を設置し新館と新施設を繋ぐ見込み。
当初は2階建ての施設を計画していたが、患者の利便性を考えエレベーターなどの機械室を3階に備える可能性も示唆する。詳細設計業務は、綜合建築設計事務所(甲府市住吉5丁目3−13電話055−227−5233)が担当しており、最終段階の詰めに入っている状況だ。
入札を担当する管財課では「詳細設計の完成を待ち入札参加要件を協議するが、内容によっては県外まで参加資格を広げることも考えられる」と話す。
22年度当初予算に、同病院療養病棟建設事業費に4億743万8000円を盛り込んでいる。
提供:山梨建設新聞