京都市立朱雀第四小学校のエコ改修について検討を進めてきた京都市教育委員会は11日、このほど取りまとめられた「朱雀第四小学校エコ改修基本構想」を発表。基本構想によると、事業費3億円以内を目処に23年度にも、エコ改修の工事に乗り出す模様。これに先立ち同日、市教委は公募型プロポーザル方式による実施設計等業務の委託先の募集を開始した。
朱雀第四小学校は京都市中京区西ノ京笠殿町164に立地。21年度には環境省の補助事業「学校エコ改修と環境教育事業」のモデル校の選定を受け、昨年7月より、専門家等で構成される環境建築研究会等において、ハード整備のエコ改修とソフト事業の環境教育について検討が進められてきた。
同構想には、「京(みやこ)の文化と自然の恵みが永らえるあかしや〜古き良き知恵を、新たな方法で〜」を基本テーマに据え、▽快適で環境にやさしい学校づくり▽環境教育の場としての学校づくり▽4つの誇りをつなげる学校づくり―の3点を基本方針として掲げている。
なお、同校の施設規模はRC造3階建、延約5000uで、同基本構想の策定は、創建(本社・東京都港区)が担当した。
公募型プロポーザルの内容は次の通り。
○京都市教育委員会
◆公募型プロポーザル◆
▽公告日=6月11日
▼業務名=京都市立朱雀第四小学校エコ改修設計業務委託
▽履行場所=京都市中京区西ノ京笠殿町164
▽業務概要=朱雀第四小学校エコ改修に係る設計業務/基本計画策定業務(ワークショップ運営含む)、基本設計及び実施設計(建築、設備、外構及び土木設計その他)
▽改修工事の予定=23年度
▽履行期間=23年3月31日
▽応募資格=@市に土木設計又は建築設計で登録D17年4月1日以降、国又は地方公共団体から「学校校舎の新築又は改修」又は「公共建築物の二酸化炭素削減に配慮した新築・改修」の実施設計業務を受注した実績又は21年度に開催した京都市立朱雀第四小学校環境建築研究会に参加した者であること―など
▽応募資格確認書の受付=6月21日5時まで
▽通知予定日=6月25日
▽提案書の提出=7月13日5時まで(応募資格者が6者以下は7月9日正午まで)
▽ヒアリング=7月下旬
▽委託上限契約額=1695万2000円(税抜き)
▽評価項目=事務所の規模・技術者の資格の有無等(技術者数、有資格者数等)、予定技術者(統括責任者、設計担当主任技術者)の実績、提案事項等(取組方針・姿勢、体制、価格、提案内容)
▽問合せ先=京都市教育委員会事務局総務部教育環境整備室(環境整備担当)(рO75−222−3791) |