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日刊建設タイムズ社
2010/06/14

【千葉】積極的な参加で協会に活気を/千葉電設協会第26回総会 地域から信頼される団体へ

6.13協同組合千葉電設協会(田中宏幸理事長)の「第26回通常総会」が、千葉市内のホテルグリーンタワー千葉で開かれ、09年度事業経過報告及び収支決算・監査報告のほか、10年度事業計画及び収支予算などを全会一致で可決した。
 総会後の懇親会の席であいさつした田中理事長は、「厳しい情勢ではあるが、今年も魅力ある協会づくりに積極的にチャレンジしていきたい」との方針を示したうえで、協会として「市民の理解を得ながら、千葉市との信頼関係を深めるため、ボランティア活動への参加や市との防災協定による防災訓練にも積極的に取り組み、地域から信頼される電設協会を目指し、組合員が当局の要望以上の工事成果をあげられるよう努力したい」と述べる一方、千葉市当局に対しては、「より多くの受注機会を増やして頂けるようお願いしたい」と要望。
 また、「会員企業の資質向上、安全かつ高品質の施工を行うため」として氏は、「当協会青年部とともに技術、安全、経営に関する研修会や品確法に基づく講習会のほか、会員企業間の親睦を深めるため、ゴルフ大会や麻雀大会を例年通り企画し、青年部による家族親睦会も開催する予定でいる」と弁。
 最後に、会員に対しては「今後も信頼される団体として認知してもらえるよう活動を続けていくことから、会員各位においては、受身ではなく、積極的に参加することで協会を活気づけて頂きたい」と要請し、あいさつを結んだ。6.14
 引き続き、来賓を代表してあいさつした熊谷俊人・千葉市長は、「これからの千葉市の建築行政は、新築よりも改修や改築事業が増えていく」との方針を示したうえで、「我々が進めているのは、施設の改修・改善を、長寿命化なども含めて長期的な視点で行うことであり、それが見える形で発注していく」とし、「業界の方々においても、仕事量を平準化した方が、長期的な事業計画が立てやすいと思う。市もそれに即した発注を行っていく考えである」と説明。
 また、入札制度については「多くの方から改善要望を頂いている」とし、これについては「真摯に検討し、毎年度の入札に対応していきたい」と述べた。
 最後に氏は、「世界的な経済の不安定な中、市の経済も厳しいが、今年は千葉国体がある」とし、「皆さんと一致団結して市の活力を向上させる再起の年にしたい」との意気込みを示し、祝辞に代えた。

提供:日刊建設タイムズ