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建通新聞社四国
2010/06/11

【徳島】ニュージェックで基本設計 小松島港岸壁

 国土交通省小松島港湾空港整備事務所は、徳島小松島港沖洲(外)地区複合一貫輸送ターミナル整備事業として水深マイナス8・5b耐震強化岸壁の基本設計をニュージェック(大阪市)に委託し進めている。期間は8月26日まで。また、2010年度に整備を計画している本体工の細部設計も並行して進め、10年中を目標に発注する予定。
 内容は、耐震強化岸壁延長270b(東西230b+南北40b)区間の基本設計。このうち、10年度に予定している本体工(6タイプのケーソン)の細部設計は、公告済みで、6月15日に開札する。本体工は、先首部+取付部のケーソン製作で、据え付けは11年度以降となる。
 同事業は、船舶の大型化に伴う海上輸送機能の強化や大規模地震発生時の緊急輸送に対応するため、徳島市東沖洲2丁目にある沖洲(外)地区のマリンピア沖洲東南端に水深マイナス8・5bの耐震強化岸壁を整備する計画。あわせて水深マイナス8・5bの泊地・航路、防波堤、埠頭用地などの整備も見込んでおり、将来は1万5000総d級の船舶への対応を目指している。
 09年度から国直轄事業に新規採択され、計画事業期間は14年度までの6年間。09年度は、対象区域の土質調査を進めるとともに、基本断面の設計に着手。土質調査は川崎地質(東京都)、エイト日本技術開発(岡山市)、基礎地盤コンサルタンツ(東京都)、東京ソイルリサーチ(東京都)の4社が担当した。総事業費は約127億円を見込んでいる。