県森林組合連合会は3日、木材共販市を開催し、840立方mの木材を販売した。入札には、前回の2倍を超える31人が参加。出品量は1047立方mで、落札率は80%となった。
今回の市況について県森連では、「買方の中には、常連さん以外の顔も多く見えたが、スギの30p上の目詰材とヒノキがお目当てで、応札枚数は多いもので5〜6枚になった。入札の結果発表も居残って熱心にメモを取る買方が多く、前回の寒々しさに比べ、天候通りの活気ある市になった」とコメント。さらに今後の出荷について、「山土場にかなりの材が残っていたようで、日増しに暑くなる陽気で虫害の危機が迫り、一気に出荷が増える見込み。毎年繰り返される事だが、出荷の時期を逸し山土場で虫の餌食になる材が一向に減らない。さらに今年は虫害が早くなりそうだ。この季節は根離しと同時に虫が動き出すと心得、伐採したら一刻も早く出荷する事が肝要だ」と訴えている。
なお、次回共販市は14日に開催される。
提供:群馬建設新聞