富士川町(志村学町長)は、平成22年度本予算を公表した。21年3月の合併に伴い、今年度当初が骨格予算だったため、今予算に政策予算が盛り込まれた。一般会計の総額は70億1902万1000円にのぼる。
建設関連では、道路整備交付金事業に1億833万5000円、街路事業に4242万3000円、利根川公園テニスコート改修工事費に1億325万4000円、小林公民館改築・解体工事に4798万5000円、新しい町づくり事業費に3282万円などを計上する。
このうち、道路整備は青柳長沢線測量設計業務(2050万円)、大椚大久保線用地購入及び物件補償(4242万3000円)などを見込む。青柳長沢線は、アピオセレモニーホール(同町大椚地内)付近からまほらの湯(同長沢地内)までを結ぶ路線を新設するもので、約L500mを想定。早ければ夏頃にも、詳細設計業務に取り掛かる予定。大椚大久保線は、国道52号線から文化会館までを繋ぐ、約L200mの路線。昨年度に引き続き、用地買収などを促進させる。27年度頃の着工を目指す。
街路事業は、青柳11号線詳細設計業務2030万円・青柳1号線用地購入1550万円など計画。青柳11号線は、青柳東部地域の用途変更に伴い、商業地域と農業地位の境目に道路を新設するもの。青柳1号線は、鰍沢病院北側の旧鰍沢と旧増穂町の境界からバイパスまでを繋ぐ路線の新設の為の用地購入を行う。
利根川公園テニスコートは、経年数により老朽化が見られる為、改修工事を行うもの。全面(4面)にオムニコートを採用し、公式試合が出来る仕様に整備を行う方針だ。
小林公民館は、老朽化が著しいことから改築工事を行うもの。地区の公民館建設については、町が住民概ね一人当たり1万円の補助や、コミュニティー助成、地元住民の負担などにより整備を行っていく予定。入札に係わる業務などは、町が受託し進めていく。
新しい町づくりは、鰍沢地区にある富士橋の下流側の河川敷を中心に、富士川水辺プラザ親水公園を整備。公園内は、トイレや水飲み場、低木の植樹などを整備する方針だ。
このほか、建設関連事業では▽雇用促進住宅用地・建物購入(増穂青柳第2、鰍沢)に1億5418万円▽防災行政無線デジタル化工事(旧鰍沢町の継続事業)に8715万円▽リサイクルステーション設置工事(40基)に563万4000円▽バス停設置・バス改良工事に148万1000円−などを盛り込んでいる。
提供:山梨建設新聞