県東葛飾地域整備センター管内における「2010年度水防合同訓練」が8日、松戸市下矢切の柳原排水機場(江戸川左岸)で行われ、同センター及び管内出先事務所の各職員のほか、(社)千葉県建設業協会東葛支部会員ら総勢75人が参加した 参加者の内訳は、東葛飾地域整備センター20人、柏整備事務所17人、流山区画整理事務所6人、柏区画整理事務所10人、建設業協会東葛支部22人。
この水防合同訓練は、台風や前線等の大雨により災害が発生した場合、住民の安全確保及び公共土木施設の機能維持に向けて迅速かつ的確な対応を図り、円滑な応急措置を行うため、水防技術を習得するもの。。。
訓練に先立ち、東葛飾地域整備センターの大道等所長=写真左=は、「東葛地域は河川が多いことから、雨期を迎えるにあたり災害の軽減を図るため、この水防工法の訓練を毎年行っている」と説明したうえで、「昨年の訓練における建設業協会の会員諸氏と我々職員との土のうの出来映えには、大きな差があった。今年は負けないように頑張ってほしい」と檄を飛ばし、あいさつとした 引き続き、協会を代表してあいさつした山本章裕・東葛支部長=写真右=は、土のう作りと積土のう工法について、「先ほど会員出席者に聞いたところ、8割方が経験者だというが、作業は基本に忠実に行ってほしい」と述べるとともに、「本日学んだことを糧にして、緊急災害時に、その持ち場所のリーダーになれるよう、学習の成果を上げてほしい」と要請した。
訓練結果として、柏整備事務所の地引康雄所長は、「昨年の県職員による土のう作りには心配させられたが、今回は格段の進歩が見られた。日頃の努力の成果だと思う」としたうえで、「こういった訓練は年1回の機会となるが、皆さんとの連携を図ることが一番大事だと思う。今後も建設業界の方々に指導を頂くことになるが、水防時においても協力を賜りたい」と述べ、講評に代えた。
提供:日刊建設タイムズ