建通新聞社四国
2010/06/08
【愛媛】上半期に7棟発注 県の学校施設耐震補強
愛媛県は、県立学校施設の耐震化を進めるため、吉田高校体育館など7棟の耐震補強工事を上半期に順次、発注する方針だ。そのうち吉田高校体育館と土居高校普通教棟については6月中にも入札を公告する予定。
それぞれの施設では、鉄骨ブレースやコンクリート壁の設置、コンクリート回し打ちによる柱補強など、適した工法を組み合わせて耐震性を確保する。しげのぶ特別支援学校普通教棟と大洲農業高校本館については、衛生設備工事も施す。
入札は、補強工事についてはいずれも一般競争方式で行う予定。そのうち土居高校普通教棟以外は、設計金額3000万円以上1億円未満の工事入札で採用する総合評価落札方式(実績確認型)の対象になる見通し。衛生設備工事については指名競争方式を予定している。
県は2010年度、県立学校施設の耐震化に向けては八幡浜工業高校本館(鉄筋コンクリート造4階建て延べ3386平方b)、東予高校本館(同造4階建て延べ3911平方b)、今治工業高校特別教棟(同造4階建て延べ4246平方b)、南宇和高校普通教棟(木造2階建て延べ1260平方b)の新築も計画。これらの建築工のうち南宇和高校普通教棟のもの以外は、それぞれ2つの工区に分けて一般競争入札を公告している